床の片付け（物まとめ編）

おお、お前にしては、かなりがんばったな。

今回の床の片付けの目標は、『床が見える状態にする』ことだったな。
ゴミ集めがひと段落したら、次にすることは、床に散らかっている物をまとめ、部屋の隅に置くことだ。
床が見えてくるまでもう一息だぞ。

今、床の上にはどんな物が散乱している？
部屋を見渡してそれを観察してみろ。

まず、食器は流しに入れるとして・・。
その他の物は、種類ごとに対処していくぞ。
分類して、一か所にまとめていく。
スペースをより多くとっている物から着手するか。

そうだな。
ではまず、散乱した服からまとめよう。

物の片付けをはじめる前に、注意した方がいいことがある。
地味なことだが、意外と大切なことだ。
　
ここからの作業は、床の物をガチャガチャ動かしていくことになるだろ？
で、部屋の片付け作業でドタバタやっていると、家の鍵とか財布とか『よく使う物』がどこかへ埋もれてしまって見つからない、という状況になりやすい。
そうすると生活に支障をきたすことになる。

そういう事態を防ぐために、一つ大きめの箱を用意して、それを『よく使う物ボックス』として、『よく使う物』や『貴重品』を入れておくことだ。
一日に一回以上使うような物は、いったんその箱にいれておくといい。

では、服からまとめるぞ。部屋中に散らばっている服を集め、
・洗濯済みの服
・洗濯する必要がある服
・明らかに着ないので捨てる服
の３つに分類してまとめる。

そして、
・洗濯済みの服　→　それ用に用意した袋へ
・洗濯する必要がある服　→　洗濯機の中や、それ用に用意した袋へ
・明らかに着ないので捨てる服　→　捨てる
　
こんな風に分けていく。

だからはじめに、『洗濯済みの服の入れ物』、『洗濯する服の入れ物』を用意しておく。ゴミ袋用のビニール袋でもかまわない。
入れ物に入れて『まとめる』のがポイントだから、単に床に山積みにするんじゃだめだぞ。

そういう『発掘した物』は、またなくさないように、忘れずに『よく使う物ボックス』に入れておくんだな。

物の量は大して減っていないかもしれないが、こうしてまとめることでスペースが生まれるだろ？

服が終わったら、次にかさばっているのは、本類や書類か。
本なら本ごと、マンガならマンガごと、雑誌なら雑誌ごとに集める。
　
服のときには３つに分けたが、それ以外の物は、『必要』か『不要』かに分ければ十分だろう。
　
不要な物はその場で捨てる。もしゲームや本などで売れそうな物があれば、『売る物』として別にしてまとめておけばいい。

まとめた後は、箱のような入れ物があればそこに入れるが、本や雑誌のような、平べったい物の場合はひとまずは床に平置きでもかまわない。
邪魔にならないように部屋の隅に置くことだ。

それと本類を片付けるときは、たとえ休憩を取っているときであっても中身を見ないことが肝心だ。
ついマンガを読み始めて片付けが全然進まない、とか、よくあることだからな。

本類が終わったら次は小物類、のように、種類ごとに攻略していく。
どのアイテムも、種類ごとに一か所に集め、不要な物はどんどん捨てる。
そして箱や袋などにまとめたら部屋の隅に置く。

これを繰り返していけば、床が見えている状態になるはずだ。
その後でざっと掃除機をかければずいぶんとスッキリするぜ？

・・再会できてなによりだ。

今回は床が見えるようにしただけだから、
これで部屋が片付いたなどとはとても言えない。
だがそれでも、今までの汚部屋から比べたら100倍マシだ。大きな進歩と言えるだろう。

今の段階でできる床の片付けはこのあたりまでだろう。
今回の作業で部屋の隅に寄せた物は、今後さらに攻略していくことになる。