魔人
さて、今回は『収納のあるべき姿とはどんなものか』について話をする。
そして、そういった収納に変えていくためにどうしていけばいいか、についても話そう。
そして、そういった収納に変えていくためにどうしていけばいいか、についても話そう。
魔人
収納というのは物を格納する場所ではあるが、格納した物は、のちのち出して使うことになるよな。
だから、格納した物を使いたいときにサッと出して使う、使い終わったらしまう、そういうことを想定して物を格納しないと、使いにくい収納になってしまう。
何も考えずに物を突っ込めばいいというわけではない。
だから、格納した物を使いたいときにサッと出して使う、使い終わったらしまう、そういうことを想定して物を格納しないと、使いにくい収納になってしまう。
何も考えずに物を突っ込めばいいというわけではない。
魔人
例えばあそこの、扉が半開きになっている押入れだが・・。
座布団でもなんでもギュウギュウに詰め込んであるよな。
座布団でもなんでもギュウギュウに詰め込んであるよな。
カイワレ
とにかく入るだけ物を詰め込んでいます・・。
魔人
あれ、何か一つでも取り出そうものなら、雪崩のように物があふれてくるな。絶対。
カイワレ
ええ・・。だから、あの押入れは、もはや触れないようにしているんです・・。
魔人
隙間なく詰め込めばいいってもんじゃないぜまったく。
テトリスやってるんじゃないんだから・・。
テトリスやってるんじゃないんだから・・。
魔人
こういう収納は、中の物を使うことが非常に困難だ。
そもそも、中に何が入っているのかすら把握できない状態だしな。
まさに悪い収納の使い方の典型的な例と言えよう・・。
そもそも、中に何が入っているのかすら把握できない状態だしな。
まさに悪い収納の使い方の典型的な例と言えよう・・。
良い収納の使い方とは
魔人
では、良い収納の使い方とはどういうものなのか。
それを知るための手っ取り早い方法は、上級者の収納をいくつも見て観察することだ。
そのために、以前にも使ったあの技を使う(※1)。
それを知るための手っ取り早い方法は、上級者の収納をいくつも見て観察することだ。
そのために、以前にも使ったあの技を使う(※1)。
(※1)『床の聖域を広げよ』参照
カイワレ
ああ、画像を検索するやり方ですね。
魔人
そうだ。
googleの画像検索や、InstagramやPinterestのような画像投稿SNSなどを使って、
『収納』とか『上手な収納』とか『収納 アイデア』あたりのキーワードで検索してみる。
そうすれば、片付け上級者の収納を多数見ることができるだろう。
googleの画像検索や、InstagramやPinterestのような画像投稿SNSなどを使って、
『収納』とか『上手な収納』とか『収納 アイデア』あたりのキーワードで検索してみる。
そうすれば、片付け上級者の収納を多数見ることができるだろう。
カイワレ
じゃあ、さっそく検索して見てみます。
魔人
良い収納とはどういうものなのか、お前なりにその共通点や方向性を見極めてほしい。
カイワレ
こうして収納を見ていくと、オシャレだったり、色の統一感があったり、見た目が良い収納が目立ちますね。
魔人
確かにそうだな。
だが、今お前が注目すべきポイントは、そういう『見た目の良さ』ではない。
だが、今お前が注目すべきポイントは、そういう『見た目の良さ』ではない。
魔人
良い収納とは何かを考える場合、ポイントとなるのは、その収納が『使いやすいかどうか』だ。
良い収納、つまり、使いやすい収納に共通しているのは、
・どこに何が入っているか一目瞭然であること
・取り出しやすく、しまいやすいこと
こういうところにある。
この点に注目して、もう一度画像を見てみるがいい。
上級者の収納は、見た目がいいだけではなくて、この点が実現できているはずだ。
良い収納、つまり、使いやすい収納に共通しているのは、
・どこに何が入っているか一目瞭然であること
・取り出しやすく、しまいやすいこと
こういうところにある。
この点に注目して、もう一度画像を見てみるがいい。
上級者の収納は、見た目がいいだけではなくて、この点が実現できているはずだ。
カイワレ
ほんとうだ。
カゴを使って棚の奥の物でも取り出しやすくしていたり、一目でどこに何があるかわかるように配置されていたり、工夫してありますね。
カゴを使って棚の奥の物でも取り出しやすくしていたり、一目でどこに何があるかわかるように配置されていたり、工夫してありますね。
魔人
この『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすくしまいやすい』というのはとても重要な観点だ。
いい収納の評価基準として覚えておくといい。
いい収納の評価基準として覚えておくといい。
魔人
では収納の上級者は、そのために、どんな工夫をしているか。
手法としてよく見られるのは
・カゴや箱などの入れ物を使う
・ラベルを貼る
・視認性がいい配置にする
こういうやり方だな。
手法としてよく見られるのは
・カゴや箱などの入れ物を使う
・ラベルを貼る
・視認性がいい配置にする
こういうやり方だな。
良い収納づくりには順序がある
魔人
良い収納とはどんなものか、なんとなくつかめただろうか?
カイワレ
ええ。収納の中の物の配置とか、カゴのような入れ物を使って整理するとか、そういう工夫をしてるってことですよね。
さっそくボクもやってみようと思います。
さっそくボクもやってみようと思います。
魔人
まあ待て。
お前が今の段階でいきなりそれをやろうとしても、きっとうまくいかないぜ。
言い方を変えれば、『一目瞭然の状態』や、『取り出しやすくしまいやすい状態』を作ることはできないだろう。
お前が今の段階でいきなりそれをやろうとしても、きっとうまくいかないぜ。
言い方を変えれば、『一目瞭然の状態』や、『取り出しやすくしまいやすい状態』を作ることはできないだろう。
魔人
なぜなら、単純に物が多すぎるからだ。
魔人
お前の収納のように、物がみっちり入っている状態で、どこに何が入っているのか一目瞭然の状態を作れると思うか?
奥の物まで取り出しやすい状態を作ることができるか?
・・無理だろ?
奥の物まで取り出しやすい状態を作ることができるか?
・・無理だろ?
魔人
上級者の収納は、たしかに物の配置や格納方法の工夫をしてあるが、そういう工夫以前にもっと重要な共通点を持っている。
それは、『スッキリしていてゴチャゴチャしていない』ってことだ。
それは、『スッキリしていてゴチャゴチャしていない』ってことだ。
魔人
なぜスッキリしているかいうと、
・物の量が適正だから
・物がきちんと分類されているから
まずこれができていることが基本なんだ。
この基本ができていないと、配置や格納方法を工夫しようとしてもうまくいかない。
・物の量が適正だから
・物がきちんと分類されているから
まずこれができていることが基本なんだ。
この基本ができていないと、配置や格納方法を工夫しようとしてもうまくいかない。
良い収納を構築する手順とは
カイワレ
良い収納のポイントがいくつも出てきて、何をやるべきなのか、なんだかよくわからなくなってきました。
魔人
そうだな。ではここで一度、良い収納とは何かを整理し直してみる。
魔人
良い収納とは、
・どこに何が入っているか一目瞭然
・取り出しやすく、しまいやすい
というものだったな。
そして、上級者の収納では、カゴなどの入れ物を使ったりラベルを貼ったり、配置を工夫するなどしてこれらを実現していた。
また、より基本的なポイントとして、
・スッキリしていてゴチャゴチャしていない
という特徴があった。
・どこに何が入っているか一目瞭然
・取り出しやすく、しまいやすい
というものだったな。
そして、上級者の収納では、カゴなどの入れ物を使ったりラベルを貼ったり、配置を工夫するなどしてこれらを実現していた。
また、より基本的なポイントとして、
・スッキリしていてゴチャゴチャしていない
という特徴があった。
魔人
では、これらのことを前提として、いい収納を構築するための手順を考えてみる。
魔人
1.収納の中の物の整理
まず、『スッキリしていてゴチャゴチャしていない』を実現するために、中に入っている物を整理する必要がある。
より具体的には、
・収納の中の不要な物を処分して物の量を減らす
・同種の物をまとめる
を行うことだ。
まず、『スッキリしていてゴチャゴチャしていない』を実現するために、中に入っている物を整理する必要がある。
より具体的には、
・収納の中の不要な物を処分して物の量を減らす
・同種の物をまとめる
を行うことだ。
魔人
2.物の配置の最適化
次に、『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすくしまいやすい』を実現するために、物の配置を最適化する。
具体的にいうと、
・物の配置を改善する(より使いやすい場所に配置する)
・格納方法を改善する(カゴなどの入れ物を使う、ラベルを貼る、等)
を行う。
次に、『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすくしまいやすい』を実現するために、物の配置を最適化する。
具体的にいうと、
・物の配置を改善する(より使いやすい場所に配置する)
・格納方法を改善する(カゴなどの入れ物を使う、ラベルを貼る、等)
を行う。
魔人
・・ということになる。
お前がやるべきは、1番目の『収納の中の物の整理』だ。
お前がやるべきは、1番目の『収納の中の物の整理』だ。
魔人
実は、2番目の『物の配置の最適化』の段階までやらなくとも、『収納の中の物の整理』の段階までできていれば、それだけで収納の使い勝手は劇的に改善する。
なぜかというと、整理さえきちんとできていれば、それだけで自然と、『一目瞭然の状態』や、『取り出しやすくしまいやすい状態』がかなり実現できてしまうからだ。
なぜかというと、整理さえきちんとできていれば、それだけで自然と、『一目瞭然の状態』や、『取り出しやすくしまいやすい状態』がかなり実現できてしまうからだ。
魔人
この整理ができたうえで、『物の配置の最適化』を行って収納の使い勝手に磨きをかけていけば、先ほど見た上級者のような収納を目指すことも夢ではない。
だが、まず整理の段階まで完了させることがなにより重要で効果的だ。
だが、まず整理の段階まで完了させることがなにより重要で効果的だ。
収納の最適化とはどういうものか
魔人
ここまでの話で、オレがお前に伝えたかったのは、『収納の中の物の整理』の段階を実行することがいかに大事か、ということだ。
魔人
今、お前のやるべきことは、部屋の中の各収納について『収納の中の物の整理』を行っていくことだ。
それができれば、部屋全体の状況がかなり改善される。
それができれば、部屋全体の状況がかなり改善される。
魔人
さらに言えば・・、
実は、『物の配置の最適化』については、できていなくてもさほど問題にはならない。
生活をより便利にしたければ、こういうことをして改善していけばいい、というレベルのことだ。
実は、『物の配置の最適化』については、できていなくてもさほど問題にはならない。
生活をより便利にしたければ、こういうことをして改善していけばいい、というレベルのことだ。
カイワレ
じゃあ、最適化は別にやらなくてもいいってことですか?
それよりもまず整理が大事だからそれをやれっていう話でしょうか。
それよりもまず整理が大事だからそれをやれっていう話でしょうか。
魔人
まあそういうことになる。
魔人
それはそれとして、そもそも『物の配置の最適化』というのがどういったものなのか、ボンヤリしているだろうから、これについて補足しておこう。
魔人
さっきも言ったが、最適化は、『物の配置の改善』と『格納方法の改善』をすることだ。
魔人
まず、『物の配置の改善』というのは単純なことで、
良く使う物は取り出しやすい位置に、めったに使わない物は収納の奥の方に、置き場所を変えていくことだ。
例えば、しょっちゅう旅行に行く人間であれば、旅行用のバッグは取り出しやすい場所に格納するのがいいだろう。
逆に、めったに旅行に行かない人間であれば、奥の方にしまったほうがいいだろう。
ライフスタイルに合わせて配置を最適化する、ということだな。
良く使う物は取り出しやすい位置に、めったに使わない物は収納の奥の方に、置き場所を変えていくことだ。
例えば、しょっちゅう旅行に行く人間であれば、旅行用のバッグは取り出しやすい場所に格納するのがいいだろう。
逆に、めったに旅行に行かない人間であれば、奥の方にしまったほうがいいだろう。
ライフスタイルに合わせて配置を最適化する、ということだな。
魔人
そして、『格納方法を改善する』については、
パッと見でどこに何が入っているのかわかるように、そして、物の出し入れがしやすいように、入れ物を工夫したりして最適化していくことだ。
例えば、容器にラベルを貼ることで、どこに何が入っているのかわかりやすくしたり、フライパンを書類用のケースなどを使って縦に収納して、取り出しやすくしたり。
まさに、『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすくしまいやすい』に磨きをかけるための改善だ。
パッと見でどこに何が入っているのかわかるように、そして、物の出し入れがしやすいように、入れ物を工夫したりして最適化していくことだ。
例えば、容器にラベルを貼ることで、どこに何が入っているのかわかりやすくしたり、フライパンを書類用のケースなどを使って縦に収納して、取り出しやすくしたり。
まさに、『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすくしまいやすい』に磨きをかけるための改善だ。
魔人
上級者の収納というのは、『整理』ができていることは当然で、その先の『最適化』を極めていったものだ。
ちなみに、こういった最適化は、日々改良を重ねていく類のものだから、一日で終わるようなものではなく、いきなり完成形にはならない。
じっくりやっていけばいいことだ。
ちなみに、こういった最適化は、日々改良を重ねていく類のものだから、一日で終わるようなものではなく、いきなり完成形にはならない。
じっくりやっていけばいいことだ。
魔人
・・とここまでが最適化の補足説明になるが。
忘れてはいけないのが、まずは『収納の中の物の整理』ができた段階にもっていくことが大事だということだ。
最適化についても補足説明したところだが、この内容は、いったん忘れてしまっても構わない。
次は『収納の中の物の整理』を行うための具体的な方法について話をすることとしよう。
忘れてはいけないのが、まずは『収納の中の物の整理』ができた段階にもっていくことが大事だということだ。
最適化についても補足説明したところだが、この内容は、いったん忘れてしまっても構わない。
次は『収納の中の物の整理』を行うための具体的な方法について話をすることとしよう。
魔人の教え まとめ
- 良い収納とは、『どこに何が入っているか一目瞭然』、『取り出しやすく、しまいやすい』ものである。
- また、より基本的な点として、『スッキリしていてゴチャゴチャしていない』特徴がある。
- 良い収納を構築するための手順は、『1.収納の中の物の整理』、『2.物の配置の最適化』を行う。
- 『2.物の配置の最適化』をやらなくとも、『1.収納の中の物の整理』の段階を行うだけでも効果が高いため、まずは各収納について整理を実行することが重要である。