シンプルライフの魔人

汚部屋住人である青年とシンプルライフを説く魔人との対話。

サイクルを改善する

更新日:

サイクルを観察して改善する

魔人
ここまでの話で、部屋が持つ代表的な3つのサイクルと、そのサイクルを回すことの大切さを説明してきた。
カイワレ
サイクルが止まると汚部屋になるってことでしたよね。
魔人
そうだ。サイクルは何よりも回し続けることが重要だ。
魔人
しかし、その重要性を理解できたからといって、それだけでサイクルをスムーズに回し続けられるようになるかというと、それは全く別の話だ。
カイワレ
なかなかそううまくはいかないですよね・・。
というか、それができるようであれば、そもそも汚部屋になってないと思うし。
魔人
・・だろうな。
だから次のテーマは、『サイクルをスムーズに回し続けるにはどうすればいいか』ということになる。
魔人
それでは、なぜサイクルが止まるのか、その理由を考えてみることとしよう。
まあ状況によって理由は様々かもしれないが、基本的には、ズバリ、『面倒だから』だろう。
カイワレ
うわー。
なんというか・・、バッサリした言い方ですね。
魔人
でも、つまるところ、そういうことだろ?
カイワレ
ええ、そりゃまあ・・。そうでしょうね・・。
洗濯にしろ、洗い物にしろ、単純に面倒くさいからやらないっていうのが、根本的な理由だと思います。
魔人
では、サイクルが止まってしまっているとき、例えば、洗濯物をためたり洗い物をためたりしてしまっているときだが、そういうときにどうすればいいか。
カイワレ
「ああ、またためちゃったな・・。今度からもっとマメにやろう」って思うんじゃないかと思いますけど・・。
まあ、そう思うだけでマメにできた試しなんて無いですけどね。
魔人
そんなところだろうな・・。お前の場合は。
 
「またさぼってしまった」と嘆いて自分を責めることには、残念ながらあまり意味が無い。
それによって改善するんだったらそれでいいんだがな。
魔人
自分を責めるよりも、仕組みを変えることだ。つまり、サイクルを見直して改善する、そのほうが建設的で効果的な対応といえるだろう。

 

サイクル改善のコツ

サイクルを観察する

魔人
サイクルを改善する際にはまず、『どういう理由でサイクルが止まるのか』を観察してみることだ。
魔人
なぜサイクルが止まったのか、その原因が何なのかを客観的に観察してみる。
だから、サイクルが止まった時というのは、ある意味でチャンスだ。分析できるいい機会だからな。
そして、原因が分かれば、そこを改善できないか考えてみる。
カイワレ
でも、その理由って、さっき魔人さんが言ったように、『面倒だから』ってことになるんじゃないんですか?
魔人
確かに、そうなることが多いだろう。
だがそこで終わらせずに、その『面倒だから』をもう一歩踏み込んで分析してみる
魔人
サイクルというのは、段階があるだろ?
例えば洗濯のサイクルであれば、
 
・着ていた服を脱ぐ
・洗濯する
・洗濯した服を干す
・乾いたら取り込む
・畳んで収納する
・服を収納から取り出して着る
こういう段階がある。
 
この段階をここでは『フェーズ』と呼ぶことにしよう。
魔人
観察するときにも、『サイクルのどのフェーズで止まっているのか』『何の作業がどう面倒だと感じたから止まったのか』
そういうふうに細かく見ていく。
魔人
そうやって、サイクルをスムーズに回すにはどうしたらいいのかを日々考えてみることだ。
 
工場で、各工程の生産性の改善をしている工場長のようなものだな。
自分が工場長にでもなったつもりで客観的に観察して、改善、効率化していくといい。

 

もっと楽ができないか考える

魔人
改善といってもどう改善していけばいいのか。
その基本的な方針は、『もっと楽ができないか』を考えることだ。
カイワレ
『楽をする』・・ステキな響きですね。
魔人
そうだろ?
こういう改善においては、お前のようなズボラな人間の性質が活用できるかもしれんな。
魔人
で、楽をするというのはどういうことかというと、一つ一つの作業の負荷を小さくするということだ。
作業を少なくしたり簡素化したりできないかを考えたり、そもそもその作業が本当に必要なのか見直す。
まあ、平たく言ってしまえば、『うまく手を抜くことができないか』ということだな・・。
カイワレ
手を抜いてしまっても問題ないのでしょうか?
魔人
そこが考えどころで、問題ないようなレベルで手を抜く、ということになる。
だが、一部の作業の手を抜いたとしても、それでサイクルが回り続けるのであれば基本的にはそのほうがいい。
 
サイクルが回っていることを何より優先させたい、だから、そのためには細かいところは目をつぶろう、というのが基本的な考え方だ。
魔人
それと、『楽をする』とは少し異なるが、『楽しくできないか』という点を考えてみることも有効かもしれん。
例えば、『好きな音楽をかけながら作業する』とかな。
カイワレ
それは効果がありそうですね。自分のテンションをあげることで、作業のつまらなさを打ち消せそうな気がします。
魔人
洗濯でも洗い物でもゴミ集めでも、基本的には単純作業だ。
だから、音楽を聴きながら、動画を見ながら、のように、何かをやりながら行うことはできるだろう。
楽しくなるように工夫できる余地は十分にある。

 

作業するタイミングやきっかけを作る

魔人
サイクル改善のもう一つの方針として、作業する『タイミング』や『きっかけ』を作るということがある。
魔人
何らかの作業を、やる気はあったのに、ついやるのを忘れてしまった。なんていうことがあるだろ?
例えば、『ゴミを出すのを忘れた』とか、『洗濯を干すのを忘れた』のように。
魔人
せっかくやる気があったのに、こういうことはとてももったいない。
だから、確実に実行するために、何らかのきっかけを用意したり、タイミングを決めておくといい
『〇〇が終わったら洗濯する』とか、『特定の時刻にアラームを設定しておく』とかな。
魔人
これがうまくいけば、いずれ生活習慣として根付いて、その作業をそのタイミングで行うのが当たり前になるぞ。

 

各サイクルの具体的な改善案

魔人
ここで、各サイクルを改善するための具体的な案をいくつか紹介しよう。
魔人
ただ、改善方法には決まった正解というものは無い。
どういう改善方法が最適かは、ライフスタイルや部屋の環境によって全く異なるから、これから話すものは単なる参考にしかならないだろう。
改善のためのヒントととらえてもらえばいい。

 

洗濯のサイクルを改善する

服はハンガーを使って干す

魔人
服を干すときに、ハンガーを使って干すと、乾いた後そのままクローゼットにハンガーをかけ直すだけで済む。そうすれば畳む必要もない。
クローゼットやパイプハンガーのような、ハンガーをかけられる収納を使っていないと、この技は使えないがな。

 

普段使う下着は畳まない

魔人
毎日のローテーションとして使っている下着は、そもそも畳む必要があるだろうか?
これについては、各個人によって考え方が異なるから、絶対的な正解は無い。
カイワレ
ボク個人としては、全然必要ないと思います。
魔人
フム。お前のように、もし必要性を感じないのであれば、下着を畳むことを省略すればいい。
例えば下着用のバスケットでも用意して、洗濯して乾いた下着を、畳まずにその中に放り込めばいい。
魔人
これは、必要性の低い作業を省略して、『手を抜く』手法の一例だ。

 

食器のサイクルを改善する

食事の後に洗い物をする

魔人
使った食器がしばらくたって乾燥してしまうと、汚れがこびりついて洗っても落ちにくくなる、というのは誰しも体験したことがあるだろう。
食事のあと、すぐに洗い物をすれば、簡単に汚れが落ちて短時間で済む。
魔人
食事のあとは動きたくない、という気持ちがあるのはわかるが、『食べたら洗い物をする』という習慣が出来上がれば、食器がシンクにたまらないし、洗い物が楽に終わる。
 
食器を使えば、結局どこかのタイミングで洗い物をしなければならないわけであって、それならどのタイミングでやるのが一番楽か、という話だな。

 

紙コップや紙皿を使って洗い物を少なくする

魔人
これはどちらかというと裏技のようなやり方だが・・。
魔人
食器の代わりに、紙コップや紙皿を使う。そうすれば、使い終わったら捨てるだけだから、そもそも洗い物がほとんど発生しない。
紙の容器は100円ショップなどで安価に手に入るから、コストも大してかからない。
魔人
まあ、使い捨てだからゴミが増えて、まったくエコではないし、褒められたやり方ではないがな。
 
それでも、サイクルを回すことを最優先に考えた場合、こういう割り切り方だってある、という例だ。
カイワレ
すごいスボラ技ですね。びっくり!

 

物の流入、流出のサイクルを改善する

魔人
物の流入、流出のサイクルを改善するということは、人体で例えれば、ダイエットすることと同じだ。
魔人
ダイエットには、『食事を制限してカロリーを減らす』という方法と、『運動などで体の脂肪を燃やす』という方法の、2つの側面があるだろ?
それによって体の脂肪の量を減らしていく。
つまり、『体に取り込む側』の改善と『体から出す側』の改善だ。
魔人
部屋も同じで、新しい物が次々に入ってきて、かつ、不要な物を捨てないでいると、部屋の中に物があふれて汚部屋化してしまう。
これは、人体でいうと脂肪が増えて肥満になっている状態だ。
魔人
物の流入、流出のサイクルで考えた場合、『不要な物を部屋に流入させないこと』と、『不要な物をどんどん捨てること』の2つを行っていけばいい、ということだ。

 

不要な物を部屋に入れない

魔人
まず、『不要な物を買わない』ということが一番重要だ。
それ以外だと、『タダでもらえる物であっても極力受け取らない』ことも大事だ。
魔人
例えば、コンビニで『オマケが付いているペットボトル飲料』が売っていた場合、タダで付いてくるから、とオマケが付いている物を買うだろ?
カイワレ
よく買いますね。ボトルキャップとかオマケで付いていると。
魔人
でもそのオマケが、さほど気に入っているわけでもなく明らかにゴミになってしまうようであれば、そのオマケ付きの物を買わない、という選択をすべきだろう。
タダの物であっても、不要な物であれば受け取らないことだ。
不要な物ならば、もらっても結局お前にとってデメリットにしかならない。

 

捨てる流れを作る

魔人
どうして部屋に不要な物がたまってしまうのか。
その原因の一つは、不要な物を捨てる習慣が生活の中に無いからだ。
魔人
例えば、使ったティッシュペーパーをゴミ箱に捨てる、とか、みかんを食べた後に皮をゴミ箱に捨てる、ぐらいのことはやるだろうが、『引き出しを開けてその中の不要な物を捨てる』とか、『床に落ちているゴミを集めて捨てる』のように、『自分からゴミを探して捨てる』こととなると、毎日はまずやらないよな。
掃除をする時ぐらいにしかやらない、という人間が多いだろう。
そういう、積極的にゴミ捨てをする習慣が一日の中に無いんだ。
魔人
だが、こういうような『ゴミ探し』の習慣を作ることができれば、このサイクルは一気に加速するぜ。

 

ゴミを捨てることにもフェーズがある

魔人
『ゴミを捨てる』といっても、その流れの中にはいくつかのフェーズがある。
『ゴミをゴミ箱に入れる』のほかに、『ゴミ箱のゴミをゴミ袋に移す』、『ゴミ袋をゴミの日に出す』というフェーズがあるよな。
魔人
このフェーズのどれか一つが止まってしまったとしても、ゴミを捨てるサイクルは止まってしまう。
だから、ゴミをゴミ箱に捨てるだけではなく、『ゴミ箱からゴミ袋に移すアクション』もしっかりやらないといけないし、『ゴミの日にはゴミを出す』ことも忘れないようにやらないとダメだ。

 

魔人の片付けチェックリスト

魔人
さて、ここまで話してきたこと、つまり、『サイクルを改善しつつ回し続けること』だが、これを実現するにはどうすればいいか。
魔人
サイクルは日々回さなければならないものだから、今日一日だけがんばっても大して意味が無い。
毎日の生活習慣として定着しないとダメなんだ。
カイワレ
ボクにできるんだろうか・・。
いったい何から手を付ければいいんだろう。
魔人
『毎日の生活習慣』と言われるとハードルが高く感じてしまうだろう。
それに、日々、具体的に何をやっていけばいいのかも見えづらい。
 
そこで、毎日行うチェックリストを用意した。これだ。
魔人
このチェックリストは、サイクルを回すことを中心として、汚部屋化を防ぐためのものだ。
実行し続けていくことによって、部屋の生命力が回復していくだろう。
魔人
まずは毎日、シンプルにこのリストを実行していけばいい
魔人
ここまでオレが話してきたことは、内容を忘れてしまったとしても、それはそれで構わん。
言葉などすぐに忘れてしまうものだからな。
しかし、オレがお前に話したことは、チェックリストを実行し続けることで、実感としてあらためて理解することになるだろう。
魔人
まず今日からやってみるといい。期待以上の成果が、そしてそれに加えて、思ってもみなかった効果が得られるだろう。

 


 

魔人の教え まとめ

  • サイクルが止まってしまうときは、サイクルを見直して改善することが建設的で効果的な対応である。
  • サイクル改善のコツは、サイクルを観察する、もっと楽ができないか考える、作業するタイミングやきっかけを作ること。
  • 物の流入、流出のサイクルを改善することは、ダイエットと似ている。不要な物を部屋に入れないことと、捨てる流れを作ることである。
  • サイクルを改善しつつ回し続けるためには、『魔人の片付けチェックリスト』を毎日実行すればいい。

 

 


 

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