シンプルライフの魔人

汚部屋住人である青年とシンプルライフを説く魔人との対話。

ズボラ人間向け 収納や小物の掃除方法

更新日:

魔人
今回のテーマは、収納や小物を手軽でラクに掃除する方法だ。
魔人
その説明に入る前に一つ聞くが、
収納の中や小物を掃除するとき、お前ならどういうやり方で掃除をする?
カイワレ
うーん・・。
雑巾で拭く・・、ぐらいでしょうか。
カイワレ
といっても、掃除するとしたら、ですけどね。
そういう掃除自体、まあ、まずやらないですから・・。
魔人
・・・お前の場合は、そんなところだろうな。
カイワレ
だって、掃除しても、そのうちまたホコリがたまったりして、きりがないじゃないですか。
こまめに掃除するなんて面倒すぎてできないし、そのままでもいいかな・・、って思っちゃうんですよね。
多少汚れてても死ぬわけじゃないし・・。
魔人
ククク・・。なるほど。
魔人
お前の言っていることは、ズボラでだらしないことではあるが、その一方で、ある意味理屈が通っているとオレは考える。
 
『面倒だけど掃除をしてキレイにしておく』と、
『面倒を避けて掃除をせず、汚い状態のままでいる』
この2つを天秤にかけた場合、面倒を避けることが勝って、結果、『掃除をしない』という選択に至る。
魔人
要するに、『労力や面倒くささ、時間』のような、掃除にかかるコストに対して得られる成果が見合わない、ということだろ?
カイワレ
ええ。まあ、難し目に言うとそんな感じです。
魔人
たしかに掃除をしないぐらいでは人間は死なないし、それでも生活していくことはできよう。
だから、『掃除をしない』という選択には、ある種の合理性がある
こういう考え方を、オレは『ズボラ的合理性』と呼んでいるがな。

 

魔人
それはそれとして、これからオレが話す掃除のやり方は、極めて手軽で、かつ、しっかりとキレイになる方法だ。
言い方を変えれば、労力や時間のコストを大幅に下げることができる掃除のやり方、ということだ。
 
これには、先ほど言った天秤のバランスを変えてしまうほどのパワーがある。
それほど、かかる手間に対して効果が高い。
魔人
ひとまず、そのやり方を試してみるがいい。

 

手軽な掃除のやり方

魔人
それでは掃除方法の話に入るが、方法といってもいたって単純だ。
魔人
『エアダスター』と『ウェットティッシュ』を使って掃除をする。ただそれだけだ。
ただそれだけなんだが、雑巾を使って掃除をするようなやり方と比べて、圧倒的に手軽で簡単にキレイになる。

 

エアダスター

魔人
エアダスターで吹けば、ホコリやチリがあっという間に吹き飛ぶ。これほど手軽な掃除方法も他には無いだろう。
小物でも棚でも、エアダスターを吹くだけでざっとキレイになるんだ。
ただし、エアダスターを使うと間違いなくホコリが舞うから、掃除するときはマスクをした方がいい。
魔人
容器の隅っこのほうって、拭いても汚れがなかなか取れないだろ?
それとか、表面に細かい凹凸があるような物も、拭いても汚れが取れにくい。
エアダスターは、そういう、拭き掃除で届きにくい場所ほど威力を発揮する
魔人
例えば、
・リモコンのボタン周辺
・複雑な飾り付けや凹凸がある小物
・パソコンのキーボード
とかな。
 
どんな狭い隙間も、エアダスターを吹けば一発でキレイになる。
こういう、『チリがたまっている部分』にエアダスターを吹くと、見違えるようにキレイになるぞ。
魔人
エアダスターの欠点としては価格がやや高いところだな。しかし、価格に見合うだけの効果はあると思うぜ。
魔人
それと、長時間使っていると缶の温度が冷えてきてガスの出が悪くなってしまう
しばらく放置して缶の温度が上がればガスの出も良くなるが、かったるくてそんなことをやっていられないから、長時間使う場合には数本を用意しておいて交互に使うのがいいだろう。
そうすれば缶が冷えるのをある程度防げる。

 

ウェットティッシュ

魔人
ウェットティッシュは雑巾の代わりにして拭き掃除をするのに使う。
魔人
雑巾で掃除する場合、水で絞る、という準備が必要だが、ウェットティッシュならそんなことは不要で、サッと手軽に水拭きができる。
魔人
それと、雑巾はときどき洗って絞る必要があるし、後片付けも面倒だろ?
ウェットティッシュは使い捨てなのでそういった面倒な点が一切ない
拭き掃除をして汚れたら捨ててしまえばいいわけだからな。
魔人
あまりにも汚い汚れを掃除する場合、雑巾で拭くことをためらってしまうことがある。
それは、拭いた後に雑巾を洗わなければならないからだ。
しかし使い捨てのウェットティッシュであれば、そんなことを気にする必要が無い。
どんな汚れでも、サッと取り出して拭いて、汚れたら捨てるだけだ。
どんな汚れであっても躊躇なく掃除できる。これも使い捨てならではの強みだな。

 

ウェットティッシュを選ぶポイント

魔人
ウェットティッシュには様々な種類があるが、非常に薄いものや、びちゃびちゃに濡れているものは掃除には向かない。
厚みがある程度あってしっかりした生地のものがいい。
魔人
また、アルコールを含むものは除菌もできていい。
ただ、掃除する物の素材によっては、アルコールによって変色する物もあるから、少し注意が必要だ。
変色が気になるような物を掃除する場合は、目立たない箇所で少しだけ拭いてテストしてみるといいだろう。
魔人
プラスチック製品の場合だと、素材がスチロールアクリルの物は、色が曇ってしまう恐れがある。
フィギュアなどを飾るディスプレイケースがアクリル製の場合は、曇りやひび割れの原因になるから避けるべきだ。
 
また、ニスが塗られた物や革製品は変色や変質する可能性があるから避けた方がいいだろう。
液晶テレビやPC用の液晶ディスプレイの画面にも使うのは避けた方がいい。

 

万能さとフットワークの軽さ

魔人
エアダスターとウェットティッシュ、この2つは、かなり万能な掃除道具だ。
収納や、小物入れなどの容器、小物を掃除するのであれば、大抵はこの2つで対応できる。
魔人
準備作業も後片付けも、ほとんど無い。
掃除しようと思った時にすぐに作業できる。
このフットワークの軽さが大事なポイントだ。
魔人
「あ、ここがちょっと汚れてるな、キレイにしよう。」と思ったらウェットティッシュをサッと出して拭く、そういう瞬時の掃除ができる。
魔人
お前の考える掃除って、「ようし、今日はがんばって掃除するぞ!」って気合を入れてやるたぐいのものだろ?
フットワークの軽いやり方でやれば、そんな覚悟とか別にいらないし、重い腰を上げるようなことも必要ない。
やり方によっては、掃除は、もっと細かく、もっと気楽にできるものなんだ。
魔人
この掃除方法であれば、ビックリするくらい気軽に簡単にできるし、それでいてビックリするくらいキレイになるぜ。
カイワレ
ボクでもできそうか、さっそく試してみます!
とりあえずエアダスターもウェットティッシュも持っていないので、調達してきて、そしたら試しに掃除してみますよ。

 

 

カイワレ
ざっとエアダスターでホコリやチリを飛ばして、ウェットティッシュで全面を拭いて・・、と。
拭きにくい狭い箇所はエアダスターでチリを飛ばして、仕上げにもひと吹き。
こんな感じに使い分けると、ほとんど完璧にキレイになりますね。
カイワレ
ウェットティッシュは雑巾よりもずっと薄いから、細かいところまで拭きやすいですね。
小物の掃除には雑巾より絶対こっちのほうが向いていますよ。

 

カイワレ
ちなみに、ウェットティッシュを買ってくる前に、試しにティッシュペーパーを使ってみたんですけど、やっぱり大してキレイにならないですね。
というか、むしろ拭きあとが汚くなったりする・・。
魔人
そうだな。ホコリが取れるぐらいで、あまりキレイにならない。
やはり水拭きできるウェットティッシュだと格段にキレイになる。
カイワレ
古くてボロいと思っていた物でも、結構キレイになるもんですね。
自分の持っている物が、こんなに簡単にピカピカになっていくっていうのは・・、なんとも思いがけず快感で・・。
正直、・・なんだかちょっと楽しいですよこれは。
魔人
お前は、掃除というのは面倒だというイメージを持っているだろ?
そしてそれは確かにそうかもしれん。
だがな?掃除の面倒な要素を取り除いていけば、後には何が残る?
そこ残るのは、意外にも、『気持ち良さ』とか『物への愛着』とか、そういう気持ちだったりするものだ。
今、お前は感じているのは、掃除のそういう側面だろう。

 

ズボラ人間に向いた掃除方法とは

魔人
お前のようなズボラ人間にはどういう掃除方法が向いているのか。
魔人
さっき話した内容と重複するが、立ち上がりの速さが重要になるんだ。
ズボラ人間は行動するまでの腰が重いから、簡単にスタートを切れるかどうかがポイントになる。
つまり、準備がほぼ不要で、掃除したいと思った瞬間に掃除できるようなやり方、ってことになる。
エアダスターもウェットティッシュも、この点で非常に優秀だ。
カイワレ
この方法で掃除をしてみて、それは確かに感じました。
それと比べると、雑巾を使うやり方ってめちゃくちゃ面倒だな、とも思いましたけど。逆に。
魔人
こういう考え方は、掃除に限った話ではない。
なにかの作業が面倒だと感じたら、準備や後片付けがもっと少なくて済むようなやり方に切り替えられないか、を考えてみるといい。
魔人
そういうことを考えていると、『ズボラと使い捨てグッズは相性がいい』という事実に気づく。
使いたいときにサッと取り出し、使い終わったらポイッと捨てる。
準備や後片付けがほぼ不要だろ?
 
以前に話した、『洗い物が面倒であれば、食器の代わりに紙コップや紙皿を使う手段もある』という荒技(※1)、あれも使い捨てのグッズを使う例だ。

(※1)『サイクルを改善する』参照

魔人
ズボラ人間はな、時折、自分を変えようと気合を入れて頑張ることはあるが、残念ながらそのアプローチは長続きしないことがほとんどだ。
魔人
それよりもオレが勧めるのは、『やり方や仕組みを変える』というアプローチだ。
それによってズボラ人間でもこまめに掃除ができるようになったりもするものだ。
魔人
ズボラであるということは、楽をしたり労力をセーブすることを求める姿勢であって、それはある種、人間の行動の自然な方向性なんだ。
自らがズボラであるのならば、それを非難したり変えようとする前に、自分自身のズボラな性質や思考パターンを観察してみることだ。
それによって、より良い改善策が見つかることもある。
魔人
『自分自身を変えること』ではなく、『自分自身を理解すること』で一歩前進する、そういう成長の仕方があることを知っておくといい。

 


 

魔人の教え まとめ

  • 魔人が勧める収納や小物の掃除方法は、『エアダスター』と『ウェットティッシュ』を使って掃除をするやり方。
  • この掃除方法は、万能さとフットワークの軽さが特長。
  • ズボラ人間に向いているのは、立ち上がりの速い掃除方法。使い捨てグッズは準備や後片付けがほぼ不要のため、ズボラ人間との相性がいい。
  • ズボラな性質や思考パターンを観察し、自分自身を理解することによって、改善策を見出すことができたり成長できることがある。

 

 


 

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